胡蝶蘭の贈り方

新築祝いの贈り方と大切なマナー

なぜ胡蝶蘭が新築祝いに最適なのか

新築祝いとは、一戸建ての住宅やマンションの購入などの、新しい家を建てたときにするお祝いです。新しい生活の始まりで、大切な記念日なので心をこめたお祝いをしたいと考えますよね。

新築祝いに贈るお花として人気があるのは胡蝶蘭ですね。胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という花言葉があり縁起の良い花なのです。そして、鉢植えには「根付く」という意味もあります。鉢植えの胡蝶蘭は縁起の良い贈り物としてふさわしい花です。

胡蝶蘭はお手入れが簡単で、枯れにくく花持ちが良いのが特徴です。適した環境で育てれば他の花よりも長持ちします。1週間から10日に一度のペースでコップ一杯程度の水やりと、水やりの回数は少な目です。そして、室温が15℃以上の暖かい部屋に置くようにすれば、1カ月ほどきれいな花が楽しめます。

胡蝶蘭は色が豊富なので、選択の幅も広がり贈り先の好みに合わせて選ぶことが出来ます。胡蝶蘭のイメージとしては白を思い浮かべる人も多いと思いますが、最近はピンクやイエロー、パープル、白い花びらの中央に赤い唇弁(リップ)が特徴のリップ系の胡蝶蘭までいろいろあります。

幸せが舞い込んでくるイメージの新築祝いの定番としては白が人気です。白の胡蝶蘭には「清純」という花言葉もあり、結婚式のお祝いでも人気です。気品と清潔感があるので、場所を選ばずどのような空間にも合うことが選ばれる理由でもあります。新築祝いでは、家事を連想させる赤色の贈り物はタブーなので、迷ったときは白を選ぶのが無難です。

新築祝いの胡蝶蘭の贈り方

新築祝いに胡蝶蘭を贈るときは、贈り先のスペースを考慮すること大切です。広い分には問題ないのですが、お家の大きさによってはあまり大きな胡蝶蘭を置くにはスペースをとってしまいます。そのようなときは、ミディ胡蝶蘭や中大輪などを選ぶのがおすすめです。

胡蝶蘭を贈るときには、木札をつけることが定番です。「祝 御新築」「御新築御祝」などを赤字で、左側に黒字で自分の名前を書くようにします。仕事関係の方への贈るときは、自分の会社の名前・役職も書き添えることで会社のアピールも出来ます。

親しい相手には、メッセージカードと付けると気持ちが伝わりやすいですね。新築祝いにも忌み言葉があるので、気をつけましょう。火事や災害を連想する言葉、燃える・焼ける・炎・赤などの言葉も避けるようにしましょう。

新築祝いの胡蝶蘭の相場

贈り先との関係により金額は変わりますが、家族は10,000~30,00万程度、友人や知人の場合は5,000~10,000円程度が目安となります。法人宛ての場合は、20,000~40,000円程度が目安になります。

相手との親しさにより金額は多少前後することもあります。ただ、あまり高額なものはお返しにも困りますので、相手の受け取りやすい金額のものにしましょう。

贈り物で大切なのは、お祝いの気持ちを伝えることのできるような価格体で選ぶことが大切です。

新築祝いの胡蝶蘭を贈るタイミング

新築祝いを贈る時期がわからないという悩みも多いですね。新築祝いとして贈るときは、新築の完成するころに併せて贈るのが良いでしょう。

お披露目にお呼ばれしている時は、その日に持参して渡すのが良いでしょう。持参するのが難しいサイズの場合は、配送をお願いしますが当日ではなく前日までに送るようにします。遅れても、1カ月以内には贈るように気をつけましょう。

胡蝶蘭は大輪・中大輪・ミディという品種があり、それぞれサイズが違います。そのため、贈るときは贈り先の飾るスペースを確認しておく必要があります。大輪の胡蝶蘭は華やかで存在感があるので、サイズが大きく飾るときはスペースが必要です。中大輪やミディ胡蝶蘭は、場所を取らないのでテーブルの上や窓辺などに置くのにはピッタリと言えます。このように、花の大きさで置き場所が変わりますので贈り先シーンに併せたお花選びが大切です。

新築祝いのマナー・タブー

新築祝いを贈るときは、贈り先に失礼のないようにすることが大切です。

新築祝いでは、赤色のものを贈ることはタブーとなっています。赤色は、火事を連想させるので良くないとされています。贈り先の方が赤色を好きでも、赤色のラッピングなどは避けるようにしましょう。そして、キャンドルやストーブなどの「火」を連想するものは贈るのを避けた方が良いでしょう。

大きすぎる贈り物も、場所をとるので控えた方が良いですね。相手が飾る場所に困るようでは、逆に迷惑になってしまいます。贈りたいときは、相手のお家のスペースを確認してから贈るように気をつけましょう。

熨斗をつけて贈りたい場合は、蝶結びのものにしましょう。蝶結びは何度も結びなおせるということから「何度あっても嬉しい」という思いが込められています。新築祝いは、何度繰り返しても良いお祝いとされていますので蝶結びがおすすめです。

胡蝶蘭は1本立ちから7本立ちの物が主です。お祝いことには「割れない数=壊れない数」ということもありますので、新築祝いには奇数の本数で贈るのが良いですね。

新築祝いという大切なお祝いですから、マナーに気をつけて相手に喜んでもらえるもの贈りましょう。